体臭予防は、体を清潔にするなど外からのケア、食生活見直しなど内側からのケア、両面からアプローチしていくことが大切です。
体の外、入浴で体臭対策
体が疲労すると乳酸が溜まります。そのままにしておくと、溜まった乳酸からアンモニアをたくさん含んだ汗が出てきます。アンモニアを含んだ汗は通常よりも臭うという特徴があります。
疲れると、体臭がきつくなってしまうんですね。
そのため、毎日の入浴で体をきれいにするのは体臭対策をしていくうえで欠かせない習慣です。
入浴の際、完璧に汚れを取ろうと肌を強くこする方もいますが、これは逆効果です。肌は表皮ブドウ球菌という善玉菌が住んでおり、汗、皮脂を栄養として臭い発生を抑えています。身体を強く洗ってしまうと、この菌まで落としてしまいます。
石鹸はふんわり泡立て優しくなでるように洗いましょう。その後石鹸の泡が肌に残らないようしっかり流してください。一日の終りには、入浴をすると乳酸を減らすことができます。シャワーだけでなく湯船に浸かるよう心がけましょう。
体の中、食生活で体臭対策
体臭は普段食べてるものによって左右されます。油、たんぱく質。肉好きやチーズといった乳製品は体臭を強くしてしまう原因になりますので食べ過ぎは危険です。
毎日たくさん摂取すれば内臓脂肪が増え、体形が変わり皮脂量も増えてきます。その結果、通常より多い皮脂が酸化して体臭がきつくなります。
食生活では栄養バランスが一番大切です。たんぱく質、油を摂り過ぎないようにして、身体の酸化を防ぐものを積極的に食べてください。
わきがの対策
日頃からできる体臭対策はお分かりいただけたかと思いますが、わきがの方はどうしたらいいのでしょうか。わきがも体臭といえますが、わきがでない方と比べて臭いの原因や対処方法などが異なります。
わきがは、脇の下のアポクリン腺が多いかどうかで決まります。これは、遺伝によるものなので自分ではコントロールできません。両親がともにワキガであった場合、遺伝する確率は8割以上になります。
わきがかどうかは、臭いである程度判断できますが、自分ではわかりにくいものです。自分はわきがなのか、体臭がキツいだけなのか判断ができない方は、医師に相談してみましょう。